起業のニュース

こちらの記事では、最近の起業の動向をご紹介します。

起業の高齢化

日本政策金融公庫が発表した融資状況によると、新規に起業する55歳以上の割合は1990年代に比べて10%以上増えています。しかしこれは融資を受けた人たちだけのデータで、実際には自分の資金で起業する人の方が多いため、この割合はもっと高いと考えられています。

最近では「早期退職」という言葉が良く聞かれます。企業は早期退職をしてもらうことで、会社のスリム化を果たし固定費用を抑えることができます。早期退職をする従業員にもメリットがあり、通常の退職金より多くの報酬を得ることでその資金を企業に使うことができるからです。

高齢者の再雇用の難しさ

早期退職をして起業するもう一つの理由は再雇用の難しさがあります。日本の企業では、中途採用の文化は未だあまり広まっていません。特に年齢が高いと前の会社では高い役職であったことが多いですが、新しい会社で同様の役職につくのはとても難しいものです。

ゆる起業

起業する際は、自分がいた業界での専門知識を利用して行った方がメリットがあると言えます。起業というとFacebookなどを思い浮かべるかもしれませんが、ミリオネアになることだけが起業ではありません。サラリーマンのようにある程度の収入を得ることを目的にする「ゆる起業」が最近の流行りです。

起業の状況も、時代の流れにより徐々に変わる時が来ているようです。